夏川 草介 氏の著作である
新章 神様のカルテ
を読みました
内科医の栗原一止は、「 ２４時間、３６５日対応 」
の本庄病院を離れ、信濃大学病院に移り、医師として
そして医学生として多忙な毎日を送っていたが、
「 生と死 」に真面目に～漱石曰く「真面目とはね、
真剣勝負と言う意味だよ」の通り～取り組んでいた
が、それが元で医局内の実質的トップである准教授と
衝突し・・・と言う作品で、今作でも独特の言い回し
～シニカルと言うか棘があると言うか・・・～や、
一止を囲む（或る意味で）純粋な人達とのやり取りの
描き方も良くて、今までの全作品同様、読後感が良い
ですね。
『 新章 』とサブタイトル？が付けられていますので、
これからこの後に数作を執筆されるのでしょうが、
『 生と死 』における「 医療の本質 」を益々、解いて
いく描き方になるのでしょうね。
楽しみでもあり、辛くもあるかもしれません。
時折出てくる日本酒～銘柄つきの～、そして洋酒の
描き方で、無性に飲んでみたくなるのも、夏川氏
らしさが顕在です。
実際、以前に『飛露喜』を呑んだ事があります
前作の『 神様のカルテ ０ 』を読んでから６年になり
ます。
もうそんなに歳を重ねたんだぁ～と、しみじみ。
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を駆って、
